私たちは、あるがままの事実に無意識の解釈が加えられたものを現実として認識しています。
自分だけのオリジナルな解釈が自分にとっての現実世界を創っています。
そのため、無意識の解釈を知ることで、
好ましくないと感じている現実が創られる要因を見つけ出すことができるのです。
しかし、解釈を見つけ出すとき、価値観も浮かび上がりやすいため
混同してしまうこともありますね。
解釈と価値観の違い
私たちが観ている現実は、事実ではありません。
何かを判断するときには必ず、
潜在意識の中に蓄積されている情報と照らし合わせています。
その結果、目の前のものを判断しています。
人それぞれ持っている判断材料が違うので、同じ体験をしても
それをどう判断するのか?が違ってきます。
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例えば、「何かを買いに行ったら、売り切れだった」
という出来事に対して、人はそれぞれ反応が違いますね。
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自分だけの解釈を加えることで、感じる現実がこんなにも違ってきます。
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などと、人の数だけ現実があるということです。
どう判断しているのか?
という無意識の情報が目の前の現実を決めています。
良いな、と思うのも
嫌だな、と思うのも、
出来事をどう解釈しているのか?に要因があるのですね。
例えば、
現実 「機嫌の悪そうな人を見ると嫌な気分になる」
と感じていたとします。
そこから事実だけを抜き出してみると
事実 「笑っていない人が居る」
だけです。
そこに何らかの解釈が加わっているので嫌だなと感じています。
解釈 「私はバカにされている、否定されている」
と、無意識に思い込んでいるので、嫌な気分になるのですね。
この解釈がもとになって、価値観が生まれます。
もう二度と嫌な気分になりたくないため、
バカにしてはいけない、否定してはいけない、という価値観を創りだします。
これは無意識の反応なので普段自覚していませんが
自動的にこの仕組みが働き、思考では、
人を褒めることは素晴らしい、認めることは良い、という
価値観を認識するでしょう。
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一見、良い価値観に見えるので
なんの疑問もなくこの価値観を大切にしようと努めますが
この価値観を大切にしようと努力すればするほどに
無意識の解釈が働き
目の前の出来事を、先ほどのような解釈を加えて判断してしまうのです。
価値観は陰陽セットで働くので、
良いことであっても、無意識が逆の性質にフォーカスします。
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良い悪いという価値観は普段から、思考に影響を与えているので
わりと認識しやすいものですね。
しかし、その価値観が生まれているもととなっているのは
無意識の解釈なのです。
価値観で選択すること
私が最近、わりと順調に行ってるなと感じていると、
うちのパートナーが問題と感じるような言動を見せてくれます。
なんでかな~?と思ったりするものです。笑
例えば、
稼ごう!と仕事を頑張っているとしますね。
稼ぐことは素晴らしい!という価値観が働いています。
先ほども言いましたが、そこには、無意識の解釈があります。
子供のころ、私の両親は経済的なことでよく揉めていました。
(子供の私には、お金が原因だと見えていただけです。)
そのとき、とても強く「お金がないことは不幸である」と認識していたのですね。
この解釈によって、私は
お金がないことで家族は仲良く笑顔で過ごせない、と思い込みました。
なので、稼ぐことが素晴らしい、という価値観を持っていると言えます。
価値観は陰陽セットであると言いました。
稼ぐことは楽しいですが、これらの無意識の情報に気付かないまま
稼ごう!!と努力しているとしたら、
それは、無意識は「お金がないことは不幸である」という情報にフォーカスします。
稼ぐぞ!と思うたびに、
お金がなくて不幸だわ、という感覚を潜在意識が創造してくれるのです。
お金がなくて不幸に感じるような現実を見せてくれるのですね。
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すると、稼いだ→お金が足りない、を繰り返すようなことになります。
なので、なんでかな~?と感じるような現実を観るのです。
これをご自分のケースでイメージしてみると、何かに気付けるかもしれませんね。
価値観だけを基準にして生きるということは、
陰陽の片側だけを顕在意識で求めている状態です。
つまり、潜在化している情報によって創られたものがすぐさまフォードバックされ、
それを私たちは認識しています。
頭で願っていることがそのまま叶うわけではないのが、潜在意識の仕組みです。
価値観だけではない基準とは
じゃあ、価値観なんて要らないじゃん!
と、悪者にしてしまいがちですが、そういうことではありません。
価値観とは、私たちが生きる上で必要なものです。
これがないと何も選択することができないので生きられませんね。
無自覚でいることで、望んでいないことが創造されるのなら
望んでいることを選択するために相応しい価値観を持てば良いということになります。
その望んでいることが・・
コアな世界観です。
コアな世界観に合った、価値観を持つことで
無意識は陰陽の世界ではなく、コアな世界観にフォーカスしています。
コアな世界観には良い悪いという判断がありません。
なので、純粋に心地良いと感じる世界を創造することに繋がっていくのです。
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先ほどの話でいうと、
稼ぐことが素晴らしい!という価値観だけで生きていると
お金がないと不幸である、という情報に無意識がフォーカスします。
ここで、コアな自分を見つけてみることが大切です。
稼ぐことが素晴らしいと思っているのはなぜでしょうか?
稼ぐことによって、何を得られると思っているから、求めているのでしょうか?
稼ぐことで経済的にゆとりが出てきて、
おいしいもの食べたり、好きなところに行って楽しんだり、
つまり、みんなが笑顔で楽しい日々を来ることができる、という
喜び溢れた感覚が得たいのです。
これがコアな感覚です。
この感覚を基準に何かを選択したり行動することが大切なのです。
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喜び溢れた感覚を味わうために相応しい価値観によって
生まれる行動や考え方などは
潜在意識がコアな世界観にフォーカスしています。
無自覚なまま、稼ぐぞ!と思っているときには、
逆の要素である、お金がないと不幸である、という情報に
フォーカスしているのです。
願うことは一見、同じ価値観がもとになっているように見えますが
潜在意識の状態が全く違うことが分かりますね。
現象化するために大切なのは、思考している願いではありません。
無意識の状態によって、引き合う情報が影響されているので
自分の無意識が整っていることがとても大切なのです。
顕在意識がどこにフォーカスしているかによって、
何を認識できているのか?によって、
潜在意識が創造する世界が変わってきます。
今持っている価値観が自分のコアに相応しいものなのかどうか?
一度、見直してみてくださいね。