2019年10月19日配信のコラム
今週のコラムテーマは『怒りの感情からヒントを得る』です。
怒りという感情のほとんどは、”二次感情”と言われています。
二次感情というのはつまり、元々の感情が別にあって、その感情の後についてくる感情だとイメージしてみてください。
例えば、最初は悲しかったのに、だんだんと怒りに変わっていった・・・ということはありませんか?
怒りという感情のほとんどが二次感情ということは、そこには隠された別の感情が先にあるということです。
実は、この怒りの奥に隠された”最初の感情”ともいえる気持ちに、とことん気づいてあげることでやっと怒りの感情はリリースされるようになっています。
ちょっとしたイライラなども、日々の我慢や抑圧の積み重ねだといっても過言ではありません。
緊張や神経質にならざるを得ない状況がずっと続いてしまうと、そのような緊張や神経が張っているのが”当たり前”になり過ぎてしまい、
自分ではそんなにストレスを溜めていないように思えても、実は潜在的にとても疲れ切ってしまっているケースも少なくありません。
そういった緊張などど同じくらい、「悲しい」や「さみしい」といった、”一次感情”は気づかぬうちに溜まっていきやすくなるんです。
これが、怒りを最終的に引き起こしてしまうといっても過言ではありません。
普段から、悲しい気持ちやさみしい気持ちなどに気づくようにすると、怒りの頻度が減っていったり、小さくなっていったりします。
日々の中で、小さな感情を見つける時間を取ってみましょう。
今日はどんな気持ちになったかな?
自分で気づいてあげられていない声はないかな?
定期検診のようにチェックすることは、メンタルケアをすることになります。
ぜひ、そういった時間を取ってみてくださいね!
それでは良き週末を。
秦由佳