コア学コラムバックナンバー集

コラム『プレッシャーとの付き合い方』

2019年11月29日配信のコラム

随分と冷え込む季節に差し掛かってきましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

今週のコラムテーマは『プレッシャーとの付き合い方』について。

仕事上のプレッシャー、家族間のプレッシャー、何もないのにプレッシャーを感じる・・・

プレッシャーは、時にはいい効果をもたらしますが、心のエネルギーも消耗しますよね。

よく、秦さんはどうプレッシャーと付き合っているのですか?と聞かれるのですが、わたし自身プレッシャーと付き合うのが上手になったのはここ2年くらいかもしれません。

昔は、何かにプレッシャーを感じると、無意識にそれを大きくしていたことに気づきませんでした。

今はプレッシャーを大きくしそうになっていることに自分で気づけるようになり、さらにそのプレッシャーを自分の心にとって不快なものではない方に向けることを大切にしています。

プレッシャーというのは、”向ける方向”が大切だと感じているのです。

例えばわかりやすいのは、仕事でのプレッシャー。

時間通りにやらなければならない

結果を出さなけれrばならない

いいものを生み出さなければならない

評価されなければならない・・・

このようなプレッシャーを持っていた時。

そのプレッシャーの向く矛先が

未来に向かっているのか?

過去に向かっているのか?

まずはチェックしてみるといいんですね。

過去に向かっているときというのは、何かしら自分の過去の結果を見ています。

その多くは「失敗」したことに向いています。

あの時うまくいかなかったから・・・

あの時失敗してしまったから・・・

あの時ちゃんとできなかったから・・・

”無意識に”プレッシャーを過去の自分に向けてしまって、気持ちがシューっと落ち込んでしまう。

では、未来に矛先が向かうとどうでしょう?

もし、時間通りにできたとしたら?

もし、結果を出せたとしたら?

もし、いいものを生み出せるとしたら?

もし、適切に評価されるとしたら?

自分の望んでいる未来を見据えて

そこにもし向かえるとしたら?

そうやってベクトルを未来の方に向けると、プレッシャーが力となることがあります。

逆に、どうしたって未来の方に向かず、

「どう考えたって無理だよ・・・」とネガティブになってしまう時は

逆に、自分の過去を思い出す。

どう転んだって、

どう失敗したって、

今、無事に生きていて

無事に生活ができている。

自分はなんだかんだあったとしても

ちゃんと生きてこれているし、

ありがとうとごめんなさいを、言えるならば

大げさに捉えて構えることもなく、自分らしくできることをやろう!と。

そう思えるところまでプレッシャーを弱めていきます。

これはわたしのやり方。

あなたはどう、プレッシャーと付き合う?

怯えずに付き合えるようになると、心のエネルギーを無駄に消耗せずに入られますね。

ぜひ、お時間ある時にベクトルの修正をしてみてください。

それでは良き週末を。

秦由佳