今日のコラムは、3月のコア学研究所に合わせて『願いの矛盾をつなげる』について。
わたしたちは同時に複数の願いを持っていることが普通です。
それらの願いが同じ方向を向いていたり、同じ目的を持っていたり、あるいは同じ前提から来ているものであればケンカすることはありません。
しかし、実際にはいろんな方向に向かっている、いろんな前提からくる願いを同時に複数持っていることが多いのです。
・仕事したい
・仕事したくない
・遊びたい
・もっと勉強したい
・できるようになりたい
・誰かにやって欲しい
・・・などなど
複数の願いがケンカすると、わたしたちの思考がそれを取りまとめるのに大変苦労し、労力を使います。
『どれが本当の気持ちなの?』
そうやって悩み出すと、キリがないですよね。
しかし、実際にはどれも本当の気持ち(が一部混じっている・・・)ものなのです。
大切なのは、一見矛盾しているような願いや希望の中から
”同じ”部分を抽出すること。
例えば
・仕事したい
・仕事したくない
これは表面的には正反対の願いのように思えます。
しかし、この二つの気持ちから”同じ部分”を抽出してみましょう。
実際にわたしが行った例はこうなります。
『仕事したい』
↓
夕方にサクッと終えて、夜はゆっくりしたい
『仕事したくない』
↓
夜ご飯をつくってゆっくり過ごしたい
こうやって抽出してみると(願いや気持ちをブラッシュアップしてみると)
共通点が見えてきますね!
このような共通点が見えてくることで、
最初は全く噛み合わなかった願いたちが、手を取り出すようになります。
実際にわたしは、『仕事したい、でも仕事したくない』となったときに、共通点を抽出してみたところ・・・
『やることやってスッキリした上で、ご飯を作って夜ゆっくり過ごしたい』
という”二つが一つ”の願いへと変化しました。
このように、矛盾しているような願いであっても、その”扱い方”を変えてあげるだけで
自分を混乱させたり疲れさせたりすることなく、新しくてパワーのある願いへと変わってくれるんです!
今は世の中が自粛モードで、やりたいことや行きたい場所が限られてしまっていますが、そんな時こそ自分の気持ちをゆっくり整理するのにもってこい!なのではないでしょうか(^^)
よければ、あなたも、矛盾している気持ちから同じ部分を抽出してみてくださいね。
スッキリすると思います!
今月はほとんどがオンラインとなりますが、画面上でお会いできますと嬉しいです。
では、良き週末を!
秦由佳