コア学コラムバックナンバー集

コラム「なぜ、欲しいものがわからないのか」

皆さんは、欲しいものって、ありますか?

わたし、欲しいものがないんです。

でも、欲しいものはいっぱい出てきます!

だから、とても欲張りなんです。

・・・

日本語としてちょっと違和感を感じるかもしれませんね。

でも、このような感覚になったことあるのではないでしょうか。

『渇望感はいつもある。でも、何が欲しいのかわからない!』

『足りない感覚はあるけれど、何が足りなくて何が欲しいのかわからない』

そう感じたこと、あると思います。

不思議だと思いませんか。

何かが欲しい感覚でいっぱいなのに、何が欲しいかはっきりわからない。

なんとなくこれが欲しいと感じているのに、なんだか曇っててよく見えない。

欲しいものを欲しいと言えば、願いが叶いやすいのに、欲しいという気持ちに制限をかけてしまう。

これは、何故なのでしょうか。

実は、あなたの女性性があなたの男性性を信頼できていないからなんです。

男性性というのは、本当に幸せになる願いを持っていません。

しかし、未熟な男性性は、「これが俺の願いだ」といって勝手なヒロイズムを持っています。

願望を、幸せになるための手段ではなく、”他者に認めてもらうための手段”として抱くのが、未熟な男性性なのです。

この男性性が、勝手なヒロイズムを抱いていると・・・

●独りよがりな願いを抱く

●女性性(身体・存在)にとって優しくないような願いを抱く

※例えば、お金を稼ぎたい!といって働きまくって身体を壊すケース。お金は稼げても身体のためにはなっていない。

●女性性(身体・存在)から奪ってばっかりの生き方をする。

※この場合、存在否定となるので、他者から存在を否定されているような投影が起こります。

●男性性が暴走して、思考や価値観や言葉がコントロールできなくなってしまう

・・・といったことが起こります。

そうすると、あなたの女性性はあなたの男性性に安心することができません。

できないから、女性性は何も言わなくなります。

沈黙します。

グッと我慢します。

男性性に心を許し、預けない女性性は、硬くなります。

身体が硬くなり、存在が硬くなり、

”受け入れる”ということや、”受け取る”ことが不可能になります。

あなたの女性性にとって、あなたの男性性が脅威でしかないわけです。

そんな状態で

「わたしは女性性に問題があるから」といって女性性を開く?

ノンノン。

想像してみてください。

いくら女性性に『開きましょう!』といっても、家に帰ったらあなたの男性性がいるわけです。

おそろくして、女性性開花なんて出来ないんです。出来たとしても、その場限りだけ。

あなたの男性性が怖いから、”開いたっぽく”するだけ。

本当は、男性性が変わる必要があったんです。

これは、全てわたしの実体験なのです。

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男性性が成熟すると、自分自身に対する安心感が芽生えます。

「え、自分自身に対して不信感ってあるの?」

と思われるかもしれませんが、世の中の全ての問題や悩みの根底には

”自己不信感”

があるのです。

自己肯定感が低いからではありません。

”自分を信頼できない”から

自分のことを肯定できないのです。

自分を肯定したり、好きになっちゃったら、自分は怠け者になるのではないか!とか。

今の自分を好きだと思ってしまったら、自分はとんでもないダメ人間になるのではないか、とか。

自己肯定感は、自分で勝手に低くしているんです。自分を嫌いでいることの、メリットがあるからです。

ドキっとした方も
そうでない方も、
想像してみて欲しいのです。

あなたが心から信頼できる友人、仲間、家族のことを一人思い浮かべてみてください。

なんでも話せる、どんな自分でも見せることができる。

・・・

浮かんだ人を想像してください。

その人に対する信頼感、「大丈夫」という感覚。

自分のことを好き!って思えるようにならなくてもいいけど(いいんかい。笑

「自分のこと、誰よりも信頼できる」

という感覚が、芽生えます。

あなたが絶大な信頼を寄せる相手と同じだけの信頼が、自分に対して感じられます。

何があってもわたしは大丈夫。
できてもできなくても、大丈夫。
わたしは、大丈夫。

良き週末をお過ごしください。

また来週。

秦由佳